モタ芸その0 まえがき、目次とか
まえがき
はじめまして、とぅふ(Twitter:@Magnetorf_LL)と申します。
いろんなオタクと一緒に何かをすることは楽しいです。
中でも、アニクラ、楽しいですよね。
知り合いのオタクをアニクラに引きずって行って、対面打ち、したいですよね。僕はしたい。
そこで、誰かに地下芸を説明する、始めさせる時の資料として見せられるまとめみたいなのがあるといいなぁと思ったので、そのような感じで綴っていきます。
よろしくお願いします。
なんやねんこれ
先述の通り、誰かに地下芸を説明する際の資料、また本人の備忘録として書き始めています。通しで読むと多分疲れます。ので、辞書みたいな感じで使っていただけると幸いです。一応、読み下しても理解できるようには書いているつもりです。おかしいところがあったらすみません。ご連絡ください。
地下芸を始めるにあたっては、まずyoutubeで「アニクラ」「地下芸」で検索するほか、Twitterで「#videostarヲタ芸部」で検索するなどして、雰囲気をつかんだりするとよいかと思います。
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その他調べ中のこととか3(サンスネの身元判明、真ムラマサ問題)
こんばんは。台風ヤバいですね。
先日、ありがたいことにムラマサの創氏者である じーたん(三宅) 氏にご連絡いただいて、
サンダースネイクとムラマサに関しては原点の部分から話せると思うので、明確にしたい部分が御座いましたら、覚えている範囲で回答致します。
というお言葉を頂いたので、サンスネとムラマサに関する数点についてお話を伺いました。(去年もこんな文章書いたね)
じーたん(三宅) 氏は、サンスネの発生した集団であるとされている町田系(町田界隈)にも当時属していたようで、とても興味深いお話が聞けました。
例によって先に結論から示したいと思います。
まとめ
町田系(町田界隈)について
ルーツは水樹奈々ファンの集まりで、基本声優系のファンが多かったらしい。
(ハロプロ系というのは誤情報)
いまやどこにでもあるオタクグループのような雰囲気だったらしい。
年一で町田にてオフ会するので町田系という名前だったが、町田在住は一人もいなかったらしい。
サンダースネイクについて
サンダースネイクには"オリジナル"が存在する。名称は秘匿されているが、どうやら蛇の名前らしい(知っててもイキってツイートするのはやめた方がいいらしいよ)。町田系とは異なるオタク集団(関東関西混成)が作った。
"オリジナル"は 残光のガイア / 水樹奈々 のサビで打つための技であったらしいが、完全身内用門外不出技であった。
サンダースネイクは、"オリジナル"を作り出した集団と町田系の数人でカラオケボックスに籠り、見よう見まねでコピーした(つもりの別物になった)のが始まりとされる。この段階では名無しの技で、2007年上半期の出来事である。
町田系メンバーがいきものがかり2007年ツアー@サンダースネイク厚木 に参加、使用して楽しんでいた際に、面白い会場名なのに加えて"オリジナル"が蛇の名前でちょうどいいからと会場の名前を借り、サンダースネイクという名前がついた。
ムラマサについて
本家の動画。
創始者は じーたん(三宅) 氏。開発時期は2008年ごろ。
身内技の延長に過ぎなかったサンダースネイクが爆発的に普及したことを鑑みて、自分専用の技を使用したいという思いから生まれたらしい。
5~8拍目の動きは格ゲーのキャラクターの必殺技を模倣したというのは じーたん 氏談。
じーたん 氏は当時関東住みであり、ムラマサが関西発祥というのは誤認。
しかし、大阪でのアニクラ「~キング・スタチャ祭り~クラブで声優ソングVol.5」(2009/3/21)にてじーたん 氏が ココロノツバサ / 南春香(佐藤利奈),南夏奈(井上麻里奈),南千秋(茅原実里) でマワリ→ムラマサ→ロマンスをしている動画(上記)がmixiに上がったのがムラマサの動画での初出であり、また じーたん 氏が関西出身であったり、関西に帰省中であったため、そもそも発祥がどこかという議論自体が微妙という話でもある。
ムラマサという名前は本人が命名したわけではなく(2010年代になっても敢えて名前は付けていないらしい)、明確な出どころは創始者本人でもわからない模様。
当時のヲタ芸(サビ技)をめぐる背景
サンダースネイクの出自が今日に至ってあやふやなのは、当時のSNS環境がクローズなmixiだったのと、オタ芸を動画に撮る文化が発達していなかった、オタ芸は人伝で直接教える、または見て学ぶという考え方が主流だったからだそう。
仮説
「ムラマサ」ネーミング自体はサイリウムダンスが先行説
2008年に開発されたムラマサであるが、当時は名無しの技である。
2009年に未だ名無しであるムラマサからアサルトブレイクが派生し、それが2010年下半期にサイリウムダンスのムラマサとして名前が付いた。
ムラマサの技の原型は当然地下芸のムラマサではあるが、ムラマサの名称自体はサイリウムダンスの元アサルトブレイクであったムラマサから取られた、と考えることができる(もちろん仮説にすぎないが)。
関連やりとり(だいたい)原文
以下に質問と回答のだいたい原文を示す。
質問文
とぅふ
いずれの点に関しましても知っていること言えることの範囲でかまいませんので、お答えいただけると幸いです。
・サンダースネイクの開発時期、経緯や小話、エピソード等スネイクサンダーから派生した~みたいな話を聞いたことがあったので、その辺が特に気になっています。スネイクサンダーの出所や実際の用法とかもご存知でしたらぜひお話を伺いたいです。(そもそもスネイクサンダーって六段突きの原型で合ってますか…?)(現時点で僕の中で)サンダースネイクが開発された界隈とされている町田界隈に属していたということでしたので、どんなおもしろオタクがサビ技の開発に至った、こぎ着けたのかのにも興味があります。また町田界隈自体の特徴、体質?のようなもの(年齢層とか何のオタクなのかとか)も知りたいです。また、僕のブログを読んでいただけたとのことでしたので、書いてあることで間違っている点、気になる点などがありましたら指摘していただけるとありがたいです。
・ムラマサの開発時期、経緯、小話、エピソード等サンスネと双璧を成す古株技であるムラマサの開発経緯にも興味があります。関西で開発されたとの話を聞いたことがありますが、伝聞形でも構いませんのでどういう界隈がどんな感じにこの技を作ったのか~のようなことが知りたいと思っています。
・サンスネ、ムラマサ以外でお蔵入りした幻の技など有りますか?
サンダースネイク関連
じーたん(三宅) 氏
・サンダースネイクの開発時期、経緯や小話、エピソード等
サンダースネイクにはまず元となったワザがありました。元々はとある数名のヲタクグループ(関東・関西混成)が作ったものがサビ技最初期のオリジナルです。水樹奈々の"残光のガイア"のサビに入れるためのワザだと聞きました。
当時、このヲタクグループの方と懇意にしてもらっており、初めて見せてもらったときはあまりの斬新さに衝撃を受けたのを覚えています。ただ、これはあくまで門外不出の完全な身内用ワザだということ。直接伝承することはできないが真似をするだけなら…という落としどころで許可を頂き、そのグループの方と町田系(町田界隈)の数名でカラオケボックスに籠り、見様見真似でコピー(したつもりの別物)したのがサンダースネイクのはじまりでした。
この段階では名前が無く、名無しのワザとして活用していました。では何故サンダースネイクになったかといいますと、町田系メンバーがいきものがかりのライブ(2007年ツアー)に参加し、その会場名が"サンダースネイク厚木"でした。(私は未参加)そこでまだ名無しのワザを活用し、面白い会場名だからそこから拝借して名付けたとのことです。本当にそれだけの話です。
厚木公演は2007/06/10(調べました)なので、この日がサンダースネイクの誕生日ということになります。元の技をコピーしてからそれほど間は空いていないはずなので、原型も2007年の前半で間違いないでしょう。(なので2006年は無いとかなと思われます)サンダースネイクの出自が今日に至ってあやふやなのは、当時のSNS環境がクローズなmixiだったのと、動画文化が発達していなかった、ヲタ芸は人伝で直接教えるor見て学ぶという考え方が主流だったからだと思います。
後に詳しく書くつもりですが、ムラマサも同じ理由で出自は明確になってないはずです。
スネイクサンダーに関しては、サンダースネイクが定着してから見受けられるようになったと記憶しています。出所はアキバの路上界隈じゃないでしょうか。スネイクサンダーは完全ノータッチなので、こちらは答えられることはないです。。申し訳ない。
・町田系についてそこまでヲタ芸をガチでやるような人は私以外おらず、どこにでもあるような、ただの仲良しヲタクグループみたいな感じでした。ルーツは水樹奈々ファンの集まりです。基本みんな声優系でした。なんでハロプロ系とは違います。私は上京した2005年から縁ができて参加しましたが、グループ自体はもっと以前からあったようです。年齢層は…まぁ結構昔のヲタクなんで、昭和生まれですね。(私も昭和生まれです)町田系という名前は2005~6ぐらいから自称するようになった記憶があります。年一で何故か町田に集ってオフ会するので町田系、、だったはず。町田在住のヲタクは一人もいませんでした。水樹奈々熱が落ち着き始めた2006~7ぐらいには、各自推しの声優を見つけて活動してました。(私は茅原実里が好きでした)水樹奈々のライブは毎回同窓会のようなノリでしたね。それもここ数年でほぼ無くなっており、水樹奈々ライブは行ってる人の方が少ないです。もう町田系としての集まりは殆どありませんが、殆どの人が未だ現役でヲタ活されてます。(声優系です)
ムラマサ関連
じーたん(三宅) 氏
・ムラマサの開発時期、経緯、小話、エピソード等
ムラマサの開発時期は2008年頃でしょうか。開発者はおそらく私だと記憶しています。こんな回りくどい表現なのは、昔のmixi日記が残っていないため証明するのが難しいというのもあるのですが身内ワザの延長に過ぎなかったサンダースネイクが爆発的に普及した事を鑑み、完全に自分専用のワザを使用したいという思いがありました。(要は蛇の名前のワザと同じですね)
ムラマサに関しては私が人から教わったという記憶が一切無いのと、両腕を半回転させてグッと構える動き(表現が難しい…)は、格闘ゲームのキャラクターの必殺技を模倣したのを覚えています。そういった理由から自分なんじゃないかなぁ…と思っています。当時の私はまだ関東住まいだったので、関西発祥というのはおそらく違うんじゃないかなぁと。関西発祥が誤認だと考える理由は、私が関西でムラマサを使った動画(https://drive.google.com/file/d/0B7my0TNqGgrCQ19qZ1dpRzZTRW8/view)が2009年3月に関西系打ち師のmixiに上げられたこと、私の出身が関西だということ、関西系打ち師の知り合いも多数おり、話が色々こじれた可能性があるような気がします。(2009年中に関西に帰省して活動していたため、私が関西系打ち師だと思われている可能性もあり)
さて、"ムラマサ"という名称の最初の出所、これは私も気になっている所があります。とぅふさんブログのアサルトブレイクについて~を読む限り、09年夏にはムラマサという名称で広まっていたという風に受け取れます。(https://soybeandrive.hatenablog.com/entry/2018/08/10/011723)
私が関西のアニクラで活動していたのが2009後半~10年内で、そのワザを教えて欲しい、なんて名前だ?と聞かれたのですが、2010年代においてもあえて名前付けてなかったはずなんですよね。周りに詰められて苦し紛れに叢雲(ムラクモ)にしようと言ったものの、一切定着せず(…)ムラだけ伝わってしまい、なんかそれっぽい名称()の"ムラマサ"になって拡散されたのでは…というのが私の見解です。
サンダースネイクがそうだったのですが、当時の私とその周りの人は、芸の出所を意図的にぼかした上で拡散されていくのを眺める芸風を楽しんでいた節があり(陰キャの所業)、ムラマサに至ってもその考えが抜けてなかったため、元祖がわからなかったり都市伝説レベルの話で伝わってしまったりといったことが起きているのではと思います。10年前の自分にちゃんと出所を明記しておけと言いたくなりました。
とぅふ
回答ありがとうございます!なんと…ムラマサの開発者様だったんですね…!それにしてもとてもややこしい感じの開発経緯で興味深いです。ココロノツバサの動画もどっっかで見たことがある記憶があります。まさか本家だとは…
それで、「おそらく私」ということは同時期に(開発した時期)に同じ(ような)技を使う身内の方が居たという事なのでしょうか?また、周囲のオタクに詰められて苦し紛れに「ムラクモ」と言った時期によって「ムラマサ」という名前が完全に出任せなのか否かが決まるような気がします。
じーたん(三宅) 氏
ムラマサのモーションを開発した人間は(2008年内には)他にいなかったはずです。なので十中八九自分だとは思っています。ただどうしても記憶が若干曖昧なのと、明確な文献がないためそういう書き方になってしまいました。作った時は本当なんも考えてなかったので、こうもややこしい話になるとは思ってませんでした。
ムラクモ発言は2010年後半ぐらいだったと思います。(関西のアニクラにて)2009年以前から"ムラマサ"名称が存在していたという話は、どこからかの出まかせもしくは年月が経ってしまったことにより、ヲタクの伝聞によって意図せず歪んで拡散されたから思うんですよね。私の記憶が正しければ、ムラクモがうまく伝わらずムラマサになった説が濃厚だとは思ってるのですが…(正直、適当にムラクモ言ってからしょうがない部分がありますし、ムラマサの方がそれっぽくてカッコいいですからね)
今度相馬さんと会った際、名称の発生時期に関して詰めて話してみて、進捗がありましたらそれもお伝えしようとは思います。
とぅふ
相馬さんがアサルトブレイクを作ったとき、まだムラマサに名前が存在してなかったというのはちょっと面白いですね。
じーたん(三宅) 氏
当時は自分専用技っていう考えだったので、特に名前も必要ありませんでしたし。それっぽいイカした名前をつけるようになったのは相馬さんが走りですからね。ココロノツバサ動画上げてた方は共通の知り合いだったので、動きの部分だけを使われたんじゃないかなぁと。話がややこしいから便宜上ムラマサと仰られてるだけなんじゃないかと思ってます。
とぅふ
なるほどですね…ココロノツバサ動画から動きを知って、それを自分なりに改造してたら別物と化してアサルトブレイクになったっていうのが事の顛末っぽいですね。
じーたん(三宅) 氏
時系列からすると、そう考えるのが自然かなと思ってます。ココロノツバサ動画に日付が明記されてるのが幸いしましたw
とぅふ
考えたのですが(あくまで可能性のひとつです)、名無しの技(ムラマサ)(2008)→アサルトブレイク(2009夏)→ムラマサ(サイリウムダンス)(2010下)と派生して行って、巡り巡ってサイリウムダンスの方から名前が還ってきたと考えることが出来そうな気がしています
じーたん(三宅) 氏
関西の一部のアニクラ界隈で細々と伝わっていき、あまり繋がりの無いであろうサイリウムダンス界で広まったというのは面白いですね。かなり的を得てそうな気がします。私、サイリウムダンス界に関しては一切知らないのですけどもw
とぅふ
僕もサイリウムダンスは全然門外なので正直わからないんですけど、アサルトブレイクがムラマサとしてサイリウムダンスに取り入れられてるところは本当なので、ムラマサと命名したのはサイリウムダンスさんサイドかもしれません
じーたん(三宅) 氏
正直、命名(したのかも不明)時期は記憶があやふやな点もあり、サイリウムダンスさんサイドの可能性も否定はできません。名無しワザで放置した結果、こんな話が拗れる事になるとは思いませんでしたw
とぅふ
どこまでも憶測を出ないので相馬さんが「当時から"ムラマサ"だと思って」改変してたかとかが気になりますね…
じーたん(三宅) 氏
そこは私も気になっている部分です。ただの"名無しのワザ"なのか、その当時から"ムラマサ"だったのか私の記憶では、09年夏段階では名無しのままだったはずなんです。
サンスネ、ムラマサ以外でお蔵入りした幻の技関連
じーたん(三宅) 氏
町田系の声優ヲタが作った"ティンダーリア"というワザでもいいんでしょうかね・・?一切世に出回っていない幻の身内芸。製作はサンスネ後の2007~8年。まぁ私はできないんですけどもw
友人のヲタ芸マンが今もたまに使っていますね。
小並感
オリジナル!!!うおおおおおおかっけえええええええええ
蛇の名前なのがマジでいいですね(激浅)
最近の雑感3(ことよろ,ラスサビウイングドライ部,ダンスヲタ芸部課題曲,カニ)
こんばんは。年が明けたと思ったらもう1月も後半ですね。本年もよろしくお願いします。
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